乙類焼酎って何だ?
乙類焼酎は、穀物や芋類、そばなどを原料に単式蒸留装置で蒸留して作ったアルコール度数が45 %未満の焼酎です。
単式という名の通り、一度だけの蒸留で作られています。それぞれの成分によって、他の味とコクを持つ個性豊かな焼酎に仕上げています。室町時代に日本に伝来してきたことで知られており、明治時代に、連続蒸留による甲類焼酎が誕生するまでは、焼酎といえば、乙類焼酎だけでした。このため、乙類焼酎は"旧式焼酎"とも呼ばれます。
甲類、乙類というのは、単に税法で区分した呼称ですが、 "乙"という意味が"甲"に対して低いようなイメージを与えるために、乙類焼酎は、別名"本格焼酎"とも呼ばれています。
乙類焼酎では、最初に麹と水と酵母からの第一もろみを作成します。この第一もろみに穀物や芋類、そばなどを加え、アルコール発酵させたのが第二もろみです。第二もろみを単式蒸留装置で蒸留して完成させます。第二もろみに使われる材料によって米焼酎、いも焼酎、そば焼酎などに分類されます。焼酎が作られた地域によって、その地域特有の多様な農産物を原料として使用されています。
単式蒸留装置で作られた焼酎は常圧蒸留と減圧蒸留に分類されます。常圧蒸留は昔からの伝統的な蒸留方法です。常圧(通常の大気圧)蒸留しています。アルコールを含んでいるもろみは約90 ℃で沸騰するため、沸点が高い成分が一緒に抽出され、成分が持つ独特の風味とコクを楽しむことができます。熟成の効果が高いので、泡盛などの風味を生かした焼酎蒸留方法で使用されています。
減圧蒸留は1970年代に導入された新しい蒸留方法です。蒸留機内の圧力を下げて40 ℃から50 ℃の低い温度で蒸留します。低温で沸騰するので、沸点が高い成分が抽出されず、スムーズな味わいです。くせがなくて飲みやすいので、主に、米焼酎と麦焼酎などの蒸留方法で使用されています。最近では、原料の味とコクのある、乙類焼酎の人気が高まっています。ストレート、オンザロック、水割り、お湯割りでなどで飲まれています。
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